外国人労働者に教育すべき内容と対策

日本における外国人労働者が増加する一方、外国人を雇用する企業では外国人労働者への教育についての課題が悩みとなっています。

今回は、外国人労働者への教育に関する課題とその対策に焦点を当てます。

外国人労働者の増加について

日常生活においてよく利用する店等で外国人に接客してもらったり、街で外国人労働者と出会う機会が増えたりして外国人労働者の増加を体感している日本人は多いはずです。

実際に厚生労働省の資料によると2018年10月末の外国人労働者数は約146万人で過去最高を更新しており、外国人労働者の増加傾向は著しいです。
参考)厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)

更に、2019年4月からは改正入管法が施行されており、以前は認められていなかった単純労働に門戸が開かれたため、外国人労働者数は今後ますます増加することが想定されます。

■事業者数 過去最高を更新
外国人を雇用する事業所数も2018年に過去最高を更新しており、外国人の雇用を検討している企業を含めて今後外国人の雇用はより一般的になるでしょう。
参考)厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)

外国人労働者への教育課題

外国人を雇用する企業が増加しているとはいえ、現場でスムーズに指導や育成が進行しているわけではありません。

ある調査では、現場で外国人労働者の育成に携わった経験者の8割が苦労したと回答しています。

■日本語能力
まず、課題の一つが外国人労働者の日本語能力の不十分さです。母国語が異なる外国人を雇用するということで企業も言語の課題は想定しているはずですが、コミュニケーションが上手くとれなかったり、口頭での指示が伝わらなかったりする場面が多いようです。

また、日本語独特の曖昧な表現や言わなくても察する阿吽の呼吸は外国人には伝わらないと考えておかなければなりません。

■文化や価値観
外国人労働者への教育を難しくするのは言語だけではありません。文化や価値観の違いです。時間に対する概念や宗教による価値観、生活習慣等、日本人と外国人で異なる点が教育に影響を与えることがあります。

■日本式マニュアル
日本人の指導者目線ではなく、外国人にとって面倒で苦労を強いられると感じられる日本の企業文化がある点も忘れてはなりません。日本では当たり前のマニュアルは外国人にとっては長く、難解な日本語の塊です。外国人にとって理解が難しいマニュアルも外国人労働者への教育課題だと言えます。

課題に対しての対策

せっかく雇用した外国人に戦力となって長く働いてもらうためにも、企業は外国人労働者の教育について課題の解決が求められます。

■多言語対策
マニュアルを含めて言語に関連する課題に関しては、多言語のマニュアルを作成したり、言語に頼らず誰もが視覚で理解できる画像や動画を作成したりすることで外国人の理解が早くなります。

■タブレット端末等の活用 タブレット端末等の活用を促進して、日本式業務マニュアルに抵抗を持たせないよう工夫をすることが対策として有効です。

■通訳
また、現場での指導では通訳ができる人材を用意するという方法が効果的です。他にも翻訳機を使用するなど言語の違いによるストレスを軽減する工夫が必要です。

■日本側の文化理解 文化や価値観の違いに関する課題は、外国人だけに日本文化を押し付けるのではなく、外国人を雇用する企業の従業員も外国の文化や価値観を学ぶ姿勢を持つことが大切です。

異文化理解についての研修を設けたり、勉強会を開いたりしてお互いの文化を理解し、親睦を深めるための時間を企業で作ることで対策できます。

外国人労働者が担う日本の労働力

現状の日本でも外国人労働者はなくてはならない存在ですが、将来的にも外国人労働者が日本の力になることは確実です。

外国人労働者は日本の人手不足を解消するためだけでなく、リーダーシップを発揮して日本企業のグローバル化の橋渡し役として活躍したり、日本企業において高い専門性や技術力を発揮したりして日本企業にとって欠かせない戦力となることが期待されます。

受け入れ体制の不十分さや教育の難点から外国人雇用に消極的な企業もまだ少なくありません。

■専門に任せる
自社で完結しようとするのではなく、人材育成や人材派遣を専門とする企業に頼るという手もあります。

夢グローバルは、外国人人材の教育と就業のサポートを行う専門企業です。日本文化やビジネスマナー、コミュニケーションの研修を受けた外国人を紹介しており、外国人人材の雇用を検討する企業にも心強いサポート体制を提供しています。


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